意志決定の先延ばしって傷をどんどん深くする行為なんですよね。。。

江戸時代からビジネスや投資の世界の成果は人間の行動心理で決まるってことなんですね~。

江戸時代から伝わる相場格言で「引かれ腰は弱く、利食い腰は強く」という言葉がある。例えば、投資している株が思惑を外して買い値を下回ってしまい含み損を抱えてしまった時、人間心理として少し置いておけば切り返すだろうからその時まで「待つ」という選択肢を採りやすい。しかし、俗に言う“ヤレヤレ売り”を目指した時点で、既に勝負には負けてしまっている。そして、先延ばしにするほど傷は深くなるケースが多い。含み損を抱えたら、悶々とする時間そのものが敵となりやすく、早めに処分するのが正しい選択肢となる。

【市況】明日の株式相場に向けて=東証2部が「宝の山」モードに
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202107070911

さらには、利益は伸ばせっていいますが、まあ長期投資の場合、次は正解といえるのかもしれません。

一方、狙い通りに買った株が首尾よく上昇した場合はどうか。強力な買いの根拠があったにもかかわらず、買い値を5%でも上回ればさっさと回収(キャッシュ化)してしまう。“利食い千人力”という言葉もあるだけに、これはこれで基本的に間違いとはいえないが、利が乗っている時こそ余裕を持つことが大事で、時間を味方につけるチャンスとなる。自分なりに十分利益を確保したと満足できるところまで資金を寝かしておけるかどうか、これが蛮勇ではない本当の勇気ともいえる。ところが実際は真逆で、人間の欲望は引かれ腰を強くし、利食い腰を弱い方向へと誘導してしまう。

デイトレから中期投資に切り替えがちな人も次の記事を読んでいただくと良いと思います。

ただし、急動意している銘柄については違った視点も求められる。現在の株式市場では個別株単位でもマーケットを闊歩する人工知能(AI)の影響を受け、勢いよく上がった銘柄もあっという間に踵(きびす)を返し、何も状況は変わってないのに信じられないスピードで落ちてくるケースが少なくない。利益が倍化するといったファンダメンタルズ面からのアプローチがあれば別だが、思惑先行でマドを開けて買われるようなケースでは、十中八九そのマドを埋めに来ると考えておいた方がよい。したがって急騰株への投資など短期トレードの場合は、株価を上昇させている背景・理由を把握したうえで欲張らないのが鉄則だが、そうであればなおさら下値に対してはもっと早い時間軸で見切りをつける必要がある。一番まずいのは、短期の利ザヤを期待したのに思惑を外し引かされた時に、漫然と中長期投資に切り替えるパターンである。同じ株式市場と対峙するのでも、トレードと投資は別次元であるということを常に念頭に置いておくことが大切だ。