■上昇する鉄道株の特徴はこれ!

トランプ関税によって、月初から「輸出株から→内需株へ」投資マインドがシフトしているように思います。
内需で手堅い、といえば鉄道ですが、
「再開発の手腕」
これによって上がる・下がる鉄道株が振り分けられそうです。

<事例>
〇東急
東急は13年に、東急東横線の渋谷駅から代官山駅までの路線を地下化しましたよね。線路にすぎなかった特等地はオフィスやホテル、商業施設が入った「渋谷ストリーム」と「渋谷ブリッジ」に生まれ変わり、21年3月期に「不動産」が「交通」を上回る実績に。今や外国人含めごったがえしています。

〇JR東日本
3月には再開発していた高輪ゲートウェイ駅周辺の「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」が開業。
同駅や浜松町駅、品川駅などの周辺で年商1000億円を目指す。

■インフレで不動産業に追い風も
インフレも「土地持ち」企業にとって有利に働きます。
建設コストの上昇で事業総額が膨らみがちなことも「参入障壁」となることもポイント。建築コストが上がると消費者・借主目線ではマイナスですが、事業者側からすると、採算のあうモデルを作れれば、事業総額が大きくなる分、大手の一部企業しか扱えない。中小の不動産会社には手を付けられなくなってきている、ということでしょう。
大手の独走状態、が続くわけで、ことさら不動産を保有している鉄道株も不動産セクターとは違い、利点を最大限活かせる時代、ということですね。