ネット時代黎明期のと言えば、サイバーの藤田社長、ライブドアの堀江氏、USENの宇野社長を思い浮かべるわけですが。

ついに次の社長が決定したわけです。
18人も候補がいたなかで、次の社長の座に就くのがサイバーZの社長か。
広告業界ではあまり評判のわるいゼット(cyberZの略)藤田さんはIPやりつつも、やっぱ広告の側面が強いのかなーなんても思いました。

「桃栗三年柿八年」とはよく言ったもので、abema早く10年、アメーバブログは6年で黒字化。
将来を見据え、赤字が続いても大胆な投資を続けられたのは創業社長だからこそ、と言われてます。
そりゃたしかに、雇われ社長だったらabemaは即撤退にさせられたでしょうね。

楽天のモバイル事業を例にとっても創業者だったからともいえる。

創業者だったからできたことで2台目には難しいのでは?という問いに対して、

「本当の危機が訪れた時にどうするかは、今は答えられない」

と藤田氏はコメントされたそうですが、痛いところですね。

実際には、実績がなくても創業者というカリスマ性があったからこそなしえた継続。

二代目の雇われ社長では、危機に直面した時に実績やカリスマ性がない。中長期で正しいと思ったことでも、短期では否定されやすいのだ。

※「桃栗三年柿八年」・・・何事も成果が出るまでには相応の時間と努力が必要だという意味のことわざです。桃や栗は植えてから約3年、柿は約8年で実がなると言われることに由来し、人の成長や物事の達成には時間がかかることのたとえ。

個人的に一番ぐっときたのが、

「成長機会を次世代に分けることが引き継ぎだ。早いうちにやらなければ手遅れになる。プレッシャーのかかる局面を経験することで次の世代が育っていく。」

という藤田氏のコメント。

プレッシャーとは安易に想像しやすいが、実際には本人の立場になってみないとわからない。これまで想像を絶するプレッシャーの中で活動してきた藤田氏の強いメンタルは、創業者でありビジョンがあったからこそ。

次世代に引き継ぐ、のは現実的に難しいのでは、と思ってしまうが短期的な否定を打破して中朝規定に正しかったと思わせてほしいものだ。

なんにせよ、サイゲームスや広告代理店事業、abemaのメディア事業を束ねていくのは想像を絶する世界。27年めどに中長期ビジョンがでるとのこと、今後のサイバーに期待です。

● 創業者・藤田晋氏は25年ぶりに社長を退き、12月に会長へ。
後継は山内隆裕氏。2022年から準備し「持続的成長する会社」を目指す。

● 早期の後継者育成の理由は、創業社長が経験を独占し“イエスマン化”が起こると会社が引き継げなくなるため。
成長機会を渡し、プレッシャーのある場面を経験させることが重要と強調。

● 後継者に山内氏を選んだ理由は、藤田氏と考え方が近く、広告・プロダクト・IP事業など幅広い経験を持ち、引き継ぎが最もスムーズだから。

●(座額だけの) 引き継ぎで重要なのは
(1) 会社を理解した意思決定
(2) 事業構想力・市場洞察力
(3) 求心力
の3点。座学だけでは身につかないため、100項目以上の引き継ぎ書や研修を実施。

● 新体制では、既存方針を堅実に継承しつつ、グローバルIP事業を強化。
IPを軸にABEMAを中心とした経済圏構築を狙う。

● 創業者の“大胆投資”を2代目が実行できるかが最大の課題。
藤田氏は「文化として継ぐために研修しているが、本当の危機時はわからない」と言及。

● 3代目以降の候補者育成も既に開始。半年ほど前から次世代向け研修を実施。

● 他社の創業者へは「各社の哲学に基づけばいい」と述べ、自らはパブリックカンパニーとして承継モデルを作ったとの立場。

● 藤田氏は60歳頃を目安に完全退任を検討中。退任後の計画は白紙で、引継ぎに全力集中。

参考文献:「世界に通用するIP創出」 サイバー、初の社長交代