■円買いドル売り材料
3月の日銀金融政策決定会合にて金融政策の正常化の思惑
トランプ前大統領が米大統領に返り咲く可能性が高まっていること
■為替
3月13日に自動車・電機大手の賃上げ集中回答を予定。
賃上げが市場予想を上回る水準だった場合、日本銀行は賃金上昇を伴う2%の物価目標の実現に自信を深めて大規模緩和の修正に乗り出す可能性があるようです。
そうした要因から今週の為替相場は動きが鈍いか。
■円高を警戒した今後の相場展開は?
利上げになって円高になっても、「まあ仕方ないよね」と市場心理が前向きに転じれば、輸出関連株にも再度買いが入りそう。
これまで散々マイナス金利解除をちらつかせてましたので。
みなさんいい加減免疫はできてるはず。
逆に言えば世界がこれだけ利上げしてきた中で日本だけ金融緩和をよく今まで継続できたと思います。
「利上げ・円高相場」を見越して銘柄選びを進めていくほうが吉、と考えます。
■利上げ後の日本株
銀行株は言うまでもなく要チェックでしょう。
3大メガバンクはもちろん、今後半導体で熊本が盛り上がると考えると、九州フィナンシャルグループ【7180】はもちろん、北は北海道のラピダスがいますので、北洋銀行【8524】もおもしろい。
ラピダスが進めている2ナノプロセスは、先端半導体の製造でリードするTSMCやサムスン電子すらまだ実現できていない技術。
半導体のプロセスサイズとは、半導体の基板に描かれている回路の線の幅の細さのことである。現在最先端と言われる3ナノプロセスはiPhone15のチップセットに使われている最先端の半導体、4ナノプロセスはAIで注目されるNVIDIA(エヌビディア)のGPU、H100 Tensor Coreに使われているプロセスと、最先端のプロセッサ用の技術だ。ラピダスが目指す2ナノとはそれをさらに上回る性能を実現しようとするものだ。
(ダイヤモンドオンラインより)