「転職しよっかな・・・」ってどんな時に思う?30代前半で半人前の自分ではあるが、人が転職するタイミングって、極論、次の3つだと思っている。

多くの人が転職を考える3つの理由

1、人間関係に疲れた
2、給料が低い
3、やりたいことが見つかった

たぶん、たいていの人がこの3つに当てはまるんじゃないかな。

1、人間関係に疲れた

まず、「1、人間関係に疲れた」だけど、ほとんどがこの人間関係が理由だと思う。上司、部下、同僚、クライアントなど仕事を続ける上では、どうしても気が合わない人とも共存していかなければならない。とはいえ、中にはすっごい性格悪かったり、いまだにパワハラ、セクハラするような人間が身近にいる。生きてく上で最低限の「我慢」は必要だと思うけど、死にたくなるほど、体や精神をやられてしまうほどのストレスを与えられるような職場ではもはや我慢でなく、ただの「拷問」だ。

2、給料が低い

次に「2、給料が低い」。学生時代の仲間や、気の合う地元の友達と会った時に、自分より専門性の高い仕事をしていて、給料めっちゃ稼いでるやつみると「うらやましいなー」と思う。でもって、「あいつ、おれと同い年なのに俺より数百万円も多く稼いでる」って思うと、どんなに仲よくてもちょっと妬みや劣等感を感じるものではないだろうか。(性格悪くてごめん)同時に自分に対して悔しさや悲しさ、なんかも感じる。

金稼いで好きなことしたい、恋人にプレゼント買ってあげたい、家族を楽させたい、と思うのは当然の欲求だ。金はほんと仕事で超絶でっかい要素。

3、やりたいことが見つかった

最後に「3、やりたいことが見つかった」だけど、起業やフリーランス、異業種への転職といったところ。これはけっこうポジティブな理由で、前向きに会社を辞めていくパターン。一度きりの人生だし、「これだ!」と思った仕事をやりたくても、今の職場じゃ絶対に無理ってわかってたらやめるよね。てか辞めてチャレンジしたほうが後悔しないだろう。「あの時やっておけば・・・」と定年時に思っても時間は戻らなし後の祭りなのだ。

まだ転職しないほうがいい人

逆にいうと、上記3つの項目に当てはまらない人は無理に転職をしないほうがいい。というかおすすめしない。「人間関係もそこそこ悪くない、給料もそこそこ悪くない、やりたくない仕事でもないし、まあけっこう楽しんでやってる」って人は典型的な転職で失敗する人だ。ただただ現職でのマンネリである可能性が高く、より高みを目指せる技術を身につけたり、社内で出世してより自分が興味がある、おもしろいと思える仕事をしたほうが絶対にいい。今の会社でまだまだ吸収できること、スキルアップできることあるんじゃない?

結論:やりたいこと見つからないうちは今の会社で根を伸ばせ

結論、1、2の理由は転職して次の会社に移ったとしても、またすぐ転職を検討したくなる傾向が高い気がする。なぜなら、転職はおもしろいもので、一度転職した経験をもつと、転職癖みたいなのがつく。一種の病気みたいなものだ。「また転職すりゃいいや」と夏休みのバイト探しの感覚でコロコロと職場を変える。20代早々で転職した人に特にこの傾向が強い。

でも、就職バブルでない今の時代では、転職回数が多ければ多いほど「こいつうちの会社来てもまたすぐ辞めるんじゃ・・・」と危惧されて書類面接で速攻落とされやすい。転職回数の多さはなんの自慢にもならない。異性の経験人数の多さを語るのとはわけが違う。

チャンスと一緒で、スキルや能力は勝手に身につかない。自分で悩んで苦労して手に入れるものだ。今の会社で身につけられるスキルはないか?探してみよう。どんな分野でも吐出した能力を持つ人は別の会社に行っても重宝される。

自信満々に「おれはこれが誰よりも上手だ!」「これが得意だ!」と言えるものを持とう。それが職場でのアイデンティティになるはずだ。世の中にどんな資格があるか調べることからはじめてみてもいいし、本屋のビジネス書コーナーで気になった本を買って読んでみるでもいい。動いていよう。試してみよう。そこから自分の得意なことが見つかるかもしれないし、新しい自分がやりたいこと、のヒントに出会えるかもしれない。