マーケティング分野だけだと、広告代理店でアドネットワーク広告やリスティングを学んでからのほうが圧倒的に有利。事業主のマーケターは代理店ありきでのマーケティング活動がけっこうな割合を占めている。それゆえに、いざ「具体的なマーケティングプラン考えてみよ」と依頼してみても、「あ、いや、代理店にコンペさせて案出しさせます」みたいな代理店本願の何もできない人だったりする場合がある。

マーケティング、と一言でいっても、その業務領域は多岐にわたる。ブランディングやPR、顧客獲得向け広告やリスティングだったり。そのどれか1分野ではスペシャリストでありたい。幅広く業務を知っているゼネラリストももちろん人材価値があると思う。しかし、ことマーケティングに関しては、「IT関連」のノウハウ、技術が必須スキルだと断言できる。TV、マスプロモーションは減少の道を歩んでいるが、ネット広告はその真逆だ。

集客手段としても、SNSでのユーザーコミュニケーション、話題作りといっても、ネット広告のノウハウなしでは、今時マーケティングコンサルタントとは言えないだろうし、クライアントにとっても心もとない気持ちにさせてしまうだろう。

もし、今の自分にネット広告のスキルがないとしたら、本を一冊買ってみてWEBマーケティングを学ぶところから初めてもいいし、一度広告代理店で経験を積んでから事業主に転職するもいい。全部をいきなり習得するのは難しいからまずは1つの分野を絞って専門性を磨いていくことをおすすめする。実力がついたら自ずと、実績もついてくるし自信もつく。

一方、マーケターの年収は500~600万円だといわれていて、全体としては上昇傾向です。事業会社に勤めているマーケターの年収は、広告代理店などと比べて低くなりがちと言われてきましたが、CMOなどの概念の広がりにともない、金額が底上げされている印象ですね。
最近は事業会社も高めの年収で求人を出して、優秀な人材を探しているところが増えています。たとえば衣料品の製造・販売を手掛ける某企業では、新規ソーシャルサービスの立ち上げメンバーを、最大提示額1,500万円で募集しています。

記事元:変化の激しいマーケティング業界、年収1,000万円プレーヤーへの道をどう切り拓くか

勝手に「3G」という法則を作ってみた。

実行(gikkou):動かないと何も始まらない。実行無くして実力は身につかない。

実力(gitsuryoku):学習し、経験を積むことで自分に実力が身についてくる、実感できるようになる。

実績(gisseki):実行し実力を身につけることで、実績が勝手についてくる。

年代別に考えると、特に20代は、実力もなければ実績も少ない。やるべきことは実行だ。動いて考えて仕事を覚える、真似する、工夫する時代。

30代はそこそこ20代に比べて実力がついてリーダー職についたり、早ければ部長、マネージャー職につく人もいるだろう。実行を継続することでさらに実力が身につく。

40代以降は、自分の20代、30代の実績がキャリアにとって重要視される。20代で何を学び、30代で何のスペシャリストとして活動してきたか。それらすべてが実績であり、実績が目に見てわかるわかるようになる。

年代に合わせて、自分が3Gのまずどの部分に集中すべきか考えてみよう。そして、今まさに動けるとしたら、何を実行に移せるだろうか、考えてみよう。