エヌビディア決算を受け半導体株どう動くか

すこし振り返ると、米中対立や台湾有事懸念により、結果として日本に投資資金が流れ、強みのない日本にとって「好都合」な状況になりました。

生成AI関連の投資環境の激化で、半導体株祭りに。

半導体メーカーは海外が強い状況には変わりないが、

半導体を作るための

・素材
・装置

に関しては日本は強い。

日本企業の技術なくして半導体はそもそも作れないわけ。

国内企業でありながら、グローバルから注目(需要が高い)というのは、人口減で苦しむ内需株に比べて成長性を感じますよね。

■【素材】イビデン
5G・ICTの進展にパソコンやより、データセンター用サーバーの高機能化や高速化が進み、大型化・高多層化・微細化が急務。
外部と接続可能なIDパッケージ基盤の提供

■【装置】東京精密
業界で唯一「計測技術」を持つ 半導体製造装置メーカー
ウエハーに形成された数百個のチップを、ダイヤモンドの粒子を使った刃で切り離す装置。

■【精密機械】ミネベアミツミ
ベアリングで世界高シェア。半導体デバイスや光デバイスも扱うが不振。
自動車部品の回復やパワー半導体による業績回復に期待。
EVと密接なパワー半導体株の一角。

※「AI始めます」で上がった株にはご注意を

スタンダート市場など、「AI関連事業を始める」というだけで上がる株も。
業績やその事業の参入障壁、成長性は調べる必要はありそうですね。

■2330 フォーサイド
2月時点:同社株が人気化したきっかけは、今月1日に人工知能(AI)領域での新たな事業を開始するため子会社「AI Tech Solutions」を設立すると発表したこと。また、13日に24年12月期通期の連結業績予想を公表し、プライズ事業を中心に事業収益の拡大を図るとして営業利益の見通しを前期比96.4%増の1億300万円としていることも買いに拍車をかけた。

他、さくらインターネットなど、ネタは十分すぎるが実績はこれから、という企業が今後も乱立してくると予想。

マネーゲームと割り切って参戦するか、スルーするかは投資家次第。