「本当にここで買っていいのか?」

と不安に思って、エントリーする理由を探しがちです。

チャートにラインを引いて・・・
ボリンジャーバンドを表示させて・・・
出来高を確認して・・・

そうして、理由づけを絞りに絞り出して最終的に
「いまだ!」と買いを入れた途端、下がり始める。

「相場が自分の心理や行動を除いてはいないだろうか?」

と妙な不安に駆られたことはないでしょうか?

エントリー恐怖症を克服する方法

本質的に、エントリーが怖くなってる時点で、
エントリーポイントは心の中で決まっているはずです。

今の株価で買いを入れたほうがいいという判断を
脳みそでしてるのです。

しかし、怖くなってしまうのは、自信が持てないから。

そんなあなたにおすすめなのが

「直観を信じる」

ことです。

実は、人の選択における直観というのは高い確率で
正しいとされています。

将棋棋士の羽生さんは

「直観の7割は正しい」

という名言を言っています。

つまり、あなたが「ここで買えば上がるはず」という
直観は7割の確率で当たると思っていいです。

初心者の場合、実際にはそんな高い確率ではないかもですが。

しかし、直観を信じて行動せずに、トレードラインを引いたり
分析を入れることでもはやそれは「理由づけ」してるに過ぎません。

末路は「あんなに勉強して見極めたのになぜ?」
という負け犬思考に陥るだけです。

ですから、エントリーについてはあながち「直観」を信じて
行動してみるのがおすすめです。

▼直観を鍛える方法

とはいえですが、「直観」を信じてもうまくいかないことも当然あるわけです。

これを鍛えるには反復練習だと思っています。

例えば、スポーツに例えてみましょう。

テニスの錦織選手にボールの打ち方を教えてもらったとします。

その通りに練習したらあなたもプロになれると思いますか?

難しいですよね。

プロ独自の感覚、嗅覚、センス、といったものは素人に
簡単に吸収できるものではありません。

スポーツでは、肉体的な要素が大きいですが、トレードには
置き変えることができます。

銘柄独自の値動きのクセ
決算発表前後の動き
トレンド発生のシグナル

そういったものは、銘柄を絞って練習することで上達できます。

「銘柄のクセを知っていた方が勝ちやすい」

といわれるのはその理由です。

感覚的になってしまってがっかりするかもしれませんが
この直観を鍛えるにはあなた自身の練習量と質が問題に
なってくるわけですね。

毎日のルーチンを作る、銘柄を絞るなどの対策をすることで
直観のヒット率は上がるはずです。

これが身に着けば、あなたはプロと言えますし、その直感は
教えても誰にも真似できないトレード技術になるわけです。