AIに仕事が置き換わっていく昨今、「おれの仕事って10年後あるかな・・・」と不安に思われる人も少なくないはず。ましてやAIが進歩しなかったとしても、たいしたスキルのない「プロ以外」の人材は定年またずに、バシバシと首切られるだろうし、役職も剥がされて定年収で我慢しなければいけなくなる可能性だって十分ある。

仕事で長く生き残って、成果をあげ、年収を上げている人材にはある共通点がある。それが、「その道のプロ」であること。プロと呼んで恥ずかしくない、知識、専門性、実績を持っている。

新規営業で客の懐に入り込む話術を持っていたり、
プロジェクトの進行管理にスキがなかったり、
プレゼン資料がめっちゃわかりやすかったり、
部下の教育がうまくて、組織を強くできたり、
誰にも真似できない売れるデザインができたり、
新しい企画を立ち上げるのはめちゃ早かったり、

年齢に関係なく、できる人は何やってもできる。

オールマイティ派でなくても、ある分野では右にでる者もいなく、近くにすら寄れないほどのスキルを持ってる人もいる。

新卒がラッキーパンチでヒット商品作れたりする事例もないわけじゃないけど、長期的にみると輝かしい実績があっても、実力がない「偽プロ」はヒットを連続して打つことができなかったり、過去の栄光にすがりがちで時代の変化に乗り遅れてしまいがちに。(一発屋ってやつですな)

誰しも、「一発屋」になりたくて頑張ってるわけではないけど、初心者レベルを脱して、熟練者として長く働ける仕事力を身に付けたいと思うよね。

時間をかければ、最終的にはプロになれる可能性はあるけど、人生は短い。プロになるための、裏道はなくとも、回り道せずに、近道の最短距離を歩みたいのは皆同じ。

じゃあ、最短距離でプロになる方法は・・・?

自分が考える催促でプロになる方法は、「マネ」だと思っている。

僕の周りにも、「プロ」と呼べる仲間、部下、上司がいるけど、彼らはほぼ例外なく、初級者に等しく「勉強期間」があった。彼らはその期間にやってきたことに共通点がある。それが「プロを徹底的にマネした」だ。

例えば、僕の同じ職場で働いていたSくんは、ほぼ未経験でネットの世界にやってきた。24歳で若かった彼は、最初はほんとどうしようもなく使えなかった(ごめん・・・)。でも、同僚で仕事がめっちゃできる社内でも評価の高かった友人の部下になって、彼の仕事ぶりを徹底的にまねた。

プレゼンのしゃべるスピード、強弱、順番

彼が呼んできた本を同じように読み漁る

クライアントで話す内容、話し方をメモして覚えた

この他にもSくんは、やることなすこと徹底的にまねしまくった。

その結果、Sくんは2年後には営業チームで一番の成績をあげるルーキーに成長に成長していた。まだまだ見た目はあどけないが、新卒時代のような頼りなさはなく、実績を成功体験と同じくらい失敗しながら、先輩を真似てきたことで、顔の表情に自信がみなぎってる。きっと同年代で彼以上にできる営業はなかなかいないだろう。(褒めすぎかな・・・もし、彼がこの記事を読んだらおごってほしい)

仮に、パクリだろうとしてもプロの人と同じような仕事が再現できるということは、オリジナルでなかったとしても、プロ水準のクオリティの仕事ができるということだ。

そこから、その人なりのオリジナリティを出していけば、必然的にプロになれるだろうし、そのレベルまで到達しているのであれば、その過程は決して難しくない。

あなたの仕事や職種、はたまた副業の分野によって、その道のプロが1人はいるはず。まずは、その人=プロをマネることからはじめてみよう。

中途半端に真似るのでなく、徹底的にやってみよう。

営業なら、その人のトークを録音して書き起こして、自分で話すシャドーイングをしてみるのもいい。

デザインなら、その人が使うソフトから制作手順、何を意識して、どう仕上げていくのかを見てみよう。

ライターなら、プロの文章を10回真似して書いてみよう。文章の構成から、内容までどんな思考で書かれているか想像してみよう。

「会社にそんなプロみたいな人いない」という方でも、YouTubeや書籍、ネットには、プロと呼ばれる人がたくさんピックアップされて活躍している。そうした人たちから学ぶことってものすごくたくさんある。

しかも、ライターの職業1つとっても、文章がおもしろくてうまい人ってたくさんいる。最初は1人真似して、その人を上手にマネできるようになったら、また別の人をマネしてみるのもいい。

たくさんのプロの知見を自分の頭の中にインプットしていくことで、自分の中でのノウハウが蓄積されるのと、仕事に深みと奥行きが生まれる。

コーヒーみたいに、いろんなおいしいところをブレンドして、最終的にはオリジナルの最強ブレンドコーヒーになるように、自分自身をしっかり焙煎していってほしい。

時間が経っても劣化しない、変化が起きても品質が落ちない。そんな一流の「プロ」目指して今日から早速1つマネしてみよう。その積み重ねが必ず自分の血となり肉となるはずだから。

いろんなプロと出会ってきて思う今日この頃。