これからブログを始めようと思っている方にとって、最初のブログ記事の書き始め方って悩みますよね。

ブログ初心者の方ですと、記事作成の経験が浅いので、書き始め方がわからないという人が多いです。

・何から書けばいいの?
・1記事3,000文字って長(驚)!私にはムリだよ・・・
・どの順番で何を書いたらいいの?

事実、こうした悩みを持ってるブログ初心者が多いので、この記事では「ブログの書き方」について解説していきたいと思います。

記事を書き始める前

悩みから記事のテーマを決める

何を書くにも、まず最初に記事のテーマを決めないと書き進められませんよね。

外しちゃいけないのは、ユーザーの「悩み」からテーマ決めをすることです。

例えば、あなたが「副業」に関するブログを書いてるとします。

そこで、

副業をはじめてる人って最初に何に迷うかな

副業で自分に何が向いてるかな

どの副業でどのくらい稼げるんだろう

など、考えられる悩みをメモでもいいので書き出していきます。

もし、思いつかない場合は、「教えてgoo」や「Yahoo!知恵袋」といった匿名でネットで質問ができるサービスでテーマとなるキーワードを検索してみてください。

ユーザーの悩みがわんさか出てきます。

最初からその中から悩みの深そうな題材を扱うでも良いです。

キーワードを決める

テーマとなる悩みを決めたら、ブログ記事のメインとなるキーワードを決めます。

テーマ:副業でアフィリエイトをやる
悩み:副業でアフィリエイトを始めたいけど、よくわからない

<キーワード群>
副業 アフィリエイト
副業 アフィリ 稼ぎ方
アフィリエイト 始め方
アフィリエイト 初心者 入門

といった具合に、その悩みをもったユーザーが検索しそうなキーワード案を出していきます。

実際にGoogleの検索窓で「副業 アフィリエイト」とキーワードを検索してみるのもいいでしょう。

サジェスチョン(推奨キーワード)という形で、同じようなキーワードを入力するユーザーが検索している「キーワード」が表示されますので、そこからキーワードを決めるでもいいです。

情報をインプットする

書くテーマ、キーワードが決まったら、あとは良質な情報を仕入れます。

知らないもの、経験がないことは書こうと思っても書きようがないので、仕入れは必須です。

仕入先に正解はありませんが、ネット、本、メルマガなどから、大抵の情報は入手できます。

すでに、そのテーマに関して、専門的な情報や実体験があればインプットは不要です。

良質な情報の仕入れはとても大事なのですが、1つ注意点を挙げるとすれば、インプット元の情報のまま書くとコピペ感満載になりがちなので気をつけてください。

「良質な情報」に「自分の経験」を掛け合わせることで、記事に専門性をもたせながらも、あなたの実体験が織り混ざってオリジナリティのある記事になります。

「良質な情報×自分の経験」を意識してみましょう。

記事の構成を作る

目次をつくる

記事全体像を把握するためにも、最初に目次を作ることをおすすめします。

大項目、小項目の順で書くと、SEO的な話ですが、<h●>タグの設計も簡単になるのでおすすめです。

あまり細かく目次の項目を作ると、書き始める前に疲れちゃうので、ここは下書きレベルで良いです。

書きながら、修正したり、削除したり、追加すればいいだけなので。

記事構成は、6つの項目に沿って書く

ぼくの場合、記事の書く順番とか内容で迷ったり、手が止まったりするのが嫌、というか時間が勿体無いと思っているので、完全フォーマット化して機械的に書けるようにしています。

文章構造としても、説得力があり、読み手もスムーズに理解を深めながら読み進められる構造なので参考にしてください。

<6つの基本構成>
1、ツカミ(悩みに共感、認識させる)
2、議題(ブログ記事のテーマ)
3、自分なりの主張(解決策、結論、意見)
4、主張の裏付け(具体例、第三者の声、第一人者の声、自分の実績や体験)
5、あえて否定的意見を入れる(デメリット、向いてない人を正直に伝える)
6、まとめの結論(最後にここまで書いた情報をまとめて結論づける)

それでは次の章で、1つずつ解説していきます。

記事を書く

6つの基本構成に沿って、早速書いて見ましょう。

1、ツカミ(悩みに共感、悩みを再認識、悩みを掘り起こす)

ブログ記事の最初の書き始めは人それぞれです。

定型文から書き出したり、ブログのキャラを全面に押し出してくタイプの方もいます。

でも、ここでは王道的な手法でいきたいと思います。

正直、書き始めはパターン化してしまったほうが楽です。

なぜなら、書き始めにいちいち悩んだり考えたりせずに済むからです。

最初に「う~ん」「どんな書き出しがいいかな」とブログ初心者は手が止まってしまいがちですが、さっさと書き始めちゃった方が時短になります。

参考までに、テンプレとして、次のような形式でOKです。

あなたは今、~~~な悩みを抱えていませんか?
最近、~~~に興味ある人増えてますよね
いきなりですが、~~~したくありませんか?
「~~~~(悩み、願望)」って思いませんか?

だいたいここに挙げたパターンで、ぶっちゃけ使いまわせます。

トップブロガーと言われる方達も、たいがい同じような形式のフリでブログ記事を書き始めてるので、試しに探してみてください。ほとんど同じですから(笑

ポイントは「共感」です。

まずここで、ブログ読者の共感が得られなければ、せっかくタイトルで興味をもってもらって本文記事へのリンクをクリックしてもらったとしても、

「この記事は私が求めてた内容じゃない」

と思われて離脱されてしまいます。

ですので、記事を書く前に調べた「悩み」を思い出してみてください。

その悩みをユーザーの声として、最初にストレードに書き出しましょう。

たったこれだけで、あなたのブログ記事の読み込みも深まり、滞在時間も長くなります。

2、議題(ブログ記事のテーマ)

1で挙げた悩みに対する解消法をテーマを1行で書くことをおすすめします。

例)

この記事のテーマは~~~です。

~~~の悩みを解決させる方法です。

~~~についてまとめたいと思います。

共感しただけでは、実はユーザーって離れちゃうんです。

共感してくれる人はSNSでも、友達でもたくさんいるけど、

「その悩みを解消する答えを持ってる人」

って身の回りになかなかいないんですよね。

あなたが、悩みを解消する答えを教える人であることを伝えるためにも、フリで悩みに共感した後に、しっかりと、議題=悩み、課題の問題解決テーマを明示してあげます。

3、自分なりの主張(解決策、意見、結論)

議題を提示したら、次はその議題に対する主張を書きます。

ここでは、悩みを解消する明確な「答え」を読者は求めています。

記事を読んでいるユーザーに

・この人詳しいな
・この人の言ってること役立つな
・あ~そういう方法あるんだ
・あ~そういう考え方あるんだ

と、思われるような情報がかけないと離脱します。

そりゃそうですよね。

根本にあるのはくどいですが「悩み」です。

読者があなたの記事をわざわざ読んでくれるのは、

「今抱えている悩みを解消してくれる情報があるかも」

という「期待感」からです。

記事に説得力や具体性、再現性がないと「価値が低い」「内容薄いぺらっぺらだな」と思われちゃうわけです。

さらに、説得力があると思ってもらうテクニックが次になります。

4、主張の裏付け(具体例、第三者の声、第一人者の声、自分の実績や体験)

これけっこう大事です。

ここの書き方が上手い人っていうのは、読者を引き込む心理をよく把握してる人です。

3の自分の主張だけでは、正直読者を説得して口説くには弱いんです。

どんなにいいことを書いても、

「結局、あんた個人の意見でしょ。本当に効果あるかまだ信じきれないな」

とまだ思われがちなんです。

なので、ここで3つの要素を入れ込めないか検討します。

第三者の声:他の人の評価、賛成する意見、実践した成功体験など

その道の第一人者の声:プロが推奨する記事、動画、論文

自分の経験や実績:実際の自分の経験、成功実績、体験実績

この3つのうちどれか、もしくは複数組み込むと、ぐっと説得力のある記事になります。

健康食品のサイトでよく使われるライティングテクニックですよね。

・1000人の購入者の成功の声が出てます!
・医学会で有名なAさんから推薦の声をもらいました!
・あの人気TV番組で紹介されました!

すべては「信用してもらう」ためです。

5、あえて否定的意見を入れる(デメリット、向いてない人を正直に伝える)

ここで、ちょっと冷静に。

反対意見やデメリットを「あえて」書くと、記事に客観性が出ます。

まず書き手の心理として、

記事書いてるうちに、テンションが上がって、ぶわ~~~っとカタカタとタイピングしてるうちに、気づけばいいことばっかり書いてしまいがちです。

良さを伝えたい、感動させたい、共感させたい、いい記事だと思われたい、役立つ情報を提供したい、という気持ちはすごいいいことなのですが、逆に裏目に出てしまいます。

読み手の心理として

「なんかいいことばっかり書いてあるな・・・」

「簡単そうに思えるけど本当なの・・・」

「裏があるんじゃないの?」

確かに、その通り!

光あるところに必ず影ありで、メリットがあればデメリットもあって然りなのです。

あえて否定的な意見も書いておくことで客観的立場であること、デメリットも理解していることを読者にアピールすることができます。

無理やり、悪いところを見つけて書く必要はなく、

メリット・デメリットの形式で箇条書きで書く
向いてる人、向いてない人を箇条書きで書く
失敗した人の体験談や意見を率直に載せる
自分の失敗体験も赤裸々に話す

といった具合であれば、読者の信頼を裏切らずに、より理解度を深めてもらえますよね。

「デメリット」をあえて書くことで、記事のアク、えぐみが抜けるんです。

寿司で例えるなら「わさび」。

口のなかがピリッとさせながらもネタの旨味・甘みが引き立ちますよね(ちょっと例え下手ですかね?w言いたいことは伝わると信じたいところ・・・)

6、まとめの結論(最後にここまで書いた情報をまとめて結論づける)

最後に結論です。

こここまでで、かなりの情報量を記事に詰め込んでいるはずです。

有益な情報でお腹いっぱいになったところで、最後にシメです。

全体を通して伝えたかったことをまとめて、完結に書き表します。

きっと最初からのちゃんと「悩みリサーチ→インプット→解決方法提示」まで行えば、まとめは簡単に書けるはずです。

ブログって、途中の記事を飛ばして、最後だけ読むタイプの人もいるので、最後のまとめをあなどってはいけません。論文と一緒です。

テクニックとしては、悩みを解消した後の理想の姿をイメージさせ、行動させること。

・この悩みを解消したら、こんなにハッピーになれますよ
・今の辛い悩みから解放されたらどれだけうれしいか

将来像を具体的にイメージさせ、行動せずにはいられない状態にします。

最終的に悩みの解決は「読者の行動」なくして達成できませんよね。

どんなに有益な情報を提供しても、読んで満足しちゃって終わりなら変わりません。

行動を促すには、理想とするあるべき姿が手に入れられるという「期待値を上げる」ことです。

<補足>とに書く(かく)、書く書く書く!

ここまでで6つの説明は終わりです(けっこう長くなりましたね・・・)

「意外と多いな・・・」と思われたかもしれませんが、記事によっては、どれか1つ2つ項目を省いたって構いません。

扱うテーマや記事の内容によって自由に編集したってOKです。

大事なのは、書き始める際に手が止まらない仕組みを自分自身で作っちゃうことです。

その仕組み作りで有効なのが、フォーマットなので。

そして、とにかく書かないと始まりません。

最初はうまくかけないと思います。

思ったように表現できなかったりするかもしれません。

でも、記事作成って練習すればするほど上手になるんですよね。

ですので、とに書く(かく)、書く書く書く!ことが大事です。(こっそり韻ふんでみた)

ぼくも最初は下手でした^^;

今でも、めちゃくちゃうまいとも思わないですし、もっと上手な人はたくさんいます。

でもいいんです。

売れっ子小説家のような文豪になる必要ありません。

シンプルに、「読者の悩みを解決する情報を書く」ことができればブログ運営って成立するんです。

「読者の悩みを解決する情報を書く」

これ本質です。これが価値ある記事です。

時間を置いて推敲する

おめでとうございます!

ここまで来たということは、既に1記事完成してるはずです。

「記事が完成したら終わり!」ではあるのですが、より品質を上げていくためにやることがあります。

それは、「自分で自分の文章にツッコミを入れる」こと。

どういうことかというと、自分が書いた記事に対して、辛口コメンテーターを演じて、駄目だしをしまくるんです。

「ほんとにこの人が書いてること本当なの~?」
「証拠はあるの~?」
「その方法で本当に解決するの~?」

といった具合に、自分にかなり厳しめにみるといいです。

自分でツッこんでみて、「う~ん、たしかに説得力にかけるな」と思うところは、読者も同様に、むしろ自分よりもはるかに敏感に感じ取ると思っていいでしょう。

気になる部分を、

より理解されやすいように例文を入れてみたり
より説得力が増すように証拠を集めたり
より行動しやすいように具体的に書いてみたり

色々、思考錯誤してみることをおすすめします。

ブラッシュアップされるたびに、記事がどんどんよくなっていきますよ。

ブログ記事見直しの最適な間隔

ちなみに、見直しの期間ですが、時間軸を定めたほうがいいです。

毎日だとさすがに修正しすぎだし、新しい記事作成に時間使った方がいいです。

基本的にぼくの場合は次のタイミングで、目的別に見直しを入れてます。

【1回目】数時間後:誤字脱字など見直す → その日中に修正点を見つけられる
【2回目】1日経過後:第三者視点で見直す → 冷静かつ客観的に記事が読める
【3回目】数週間後:アクセス解析して見直す → ユーザーの反響、SEO効果がわかる

ちなみに、3回目のアクセス解析で、集客キーワードや流入元、アクセス数の推移を中心に分析しています。

アクセス数が伸び悩んでいて、改善の施しようがあれば修正を加えます。

無ければ、ほっておいて次の新しい記事作成を進めます。

もし、アクセス数が伸びて、さらにアクセス数が伸ばせそうであれば、キーワードの見直しや直帰率の改善、関連記事を書きます。

このようにして、記事を書いた後も、ちゃんと分析して次のアクションを考えて実行するサイクルを回していけば、必ずPV数は増えていきます。

まとめ|ブログの書き始め方は、仕組み化がキモ

いかがだったでしょうか?

ちょっと長くなりましたが、ブログ初心者からでも、ブログを簡単に書き始められる方法については以上になります。

記事の書き始め方は、とにかく仕組み化です。

ネタ仕入→テーマ決め→構成に沿って書く→分析する→改善する→また新たしい記事書く

のPDCAサイクルを回すことです。

PDCA・・・Plan(計画) Do(実行) Check(評価) Action(改善)

少し教科書っぽいいい方になってしまいましたが、このPDCAをまわす速度と回数が早くなればなるほど、ブログ記事のヒット確率もアップします。

はじめは時間もかかるし、上手な記事とはいえないかもしれません。

ですが、最初は誰でも初心者です。

小さな努力を続けて、一歩一歩確実に前進すれば、必ず成果は上がります。

今日はその記念すべき第一歩。早速、今から1記事を書いてみませんか?