「イノベーション」とか「ゼロから1を作る」とかスタートアップ企業の間で、ここ数年前から言われてるキーワードだけど、イノベーションそのものは人が作り出してるものなので、人が大事なわけになる。イノベーションを起こすアイデア、発想力というものを発掘し育てるにはやはり人の脳みその力を借りなければならない。

ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑・京都大学高等研究院特別教授がこうコメントしている。

「(イノベーションを起こすには)ばかげた挑戦をやりやすくする環境整備をすべきだ」

「まあ、その通りだよね」って感じで、日本企業は既存社員の声を聞きやすいし、新しい発想というのを既存社員に言う文化もなければ、環境自体が整ってない会社がほとんどだと思う。「なんか新人がいきってめんどくさそうな企画持ってきた、、、」ぐらいに思われがち。

また、イノベーションって既存の企業文化から出にくいってところもある。なぜなら、現状のやり方が正しいと思ってる人たちから、新しい変化を求めるということはまずしない。中には、現状に不満を抱え、とてつもないソリューションとなるアイデアを出す人材もいるかもしれない。しかし、その人物が声を上げるかどうか?となると話しは大きく変わってくる。

「じゃあ外から入ってくる人間はみんなイノベーションを起こすだけの能力があるのか?」と言われれば矛盾するかもしれないが100%ではない。しかし、既存と異なる考え方、やり方で進めてきた人間ほど、既存特権に左右されず客観的な違和感などに感づきやすい。そういう人たちが声を上げやすい環境、つまりは「ばかげた挑戦をやりやすくする環境整備」がなされているべきだと思うわけ。

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参照元:シリコンバレーで躍動する3人から、イノベーション人材の発掘法を考える